2026年2月6日に開幕するミラノ・コルティナ2026五輪のフィギュアスケート団体戦。
日本チームのメダル獲得において「最大の武器」となっているのが、ペア代表の三浦璃来選手と木原龍一選手、通称「りくりゅう」です。
かつては日本の「弱点」と言われたペア種目において、なぜ彼らは世界一に昇り詰めることができたのか。
本記事では、今夜の試合を前に知っておきたい結成のきっかけや2人のプロフィール、そして日本フィギュア界の歴史を塗り替えた実績の数々を詳しくご紹介します。

「りくりゅう」聞いたことはあるけれど実はよく知らないかも、
という人におすすめだよ!



それって筆者のことですよね……
▼「りくりゅうって付き合ってるの?」と思った方はこちらの記事もご覧ください。


りくりゅう結成のきっかけ
2人がペアを結成したのは2019年のこと。
当時、木原選手はすでに2014ソチ(ロシア)、2018平昌(韓国)と2度のオリンピックに出場していましたが、パートナーとの解消が続き、一時は引退も考えていました。
一方、三浦選手も前のパートナーとのペアを解消し、新たなバディを探している最中でした。
そんな時、年下の三浦選手から木原選手に声をかけたのがきっかけとなり、トライアウト(相性テスト)が行われました。
初めて一緒に滑った瞬間、2人はお互いに「スケーティングが合う」と直感したといいます。
木原選手「言葉では言い表せないほど相性が良い」
三浦選手「ペアはどちらかが合わせるイメージだったが、滑ってみてお互いが合った」
こうして、年齢9歳差の日本ペア史上最強のバディが誕生しました。
りくりゅうのプロフィール
ここで、2人のプロフィールも見ていきましょう。
- 名前 三浦 璃来(みうら りく)
- 生年月日 2001年12月17日(24歳)
- 出身 兵庫県宝塚市
- 学歴 中京大学スポーツ科学部卒業
- 身長 145cm
- 体重 非公表(推定40kg台前半?)
- スケート歴 5歳から開始。当初はシングル選手として活動し、2015年からペアに転向。
- プチエピソード 子供の頃は空手や新体操も経験。空手では回し蹴りが得意。
- 名前 木原 龍一(きはら りゅういち)
- 生年月日 1992年8月22日(33歳)
- 出身 愛知県東海市
- 学歴 中京大学スポーツ科学部卒業
- 身長 175cm
- 体重 非公表(推定80kg前後?)
- スケート歴 男子シングル選手として活動後、2013年に日本スケート連盟からの打診を受けてペアに転向。
- 五輪歴 2014ソチ、2018平昌、2022北京。2026ミラノ大会で4度目の五輪。
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りくりゅうの体格差
三浦璃来選手は2001年生まれ、木原龍一選手は1992年生まれで、2人の間には9歳の年齢差があります。
そして2人の身長差は30cm。
体重はどちらも非公表ですが、木原選手はペア転向後、パワーを補うため、シングル時代の約60kgから20kg近く増量したといわれています。
一方の三浦選手は、145cmという小柄な体格を活かした軽量さが武器となっており、一般的に同身長の標準体重が46kg前後であることやアスリートとしての筋力量を考慮しても、40kg台前半と推測されます。
この体格差は、男性が女性を高く放り投げる「スロージャンプ」や、頭上へ持ち上げる「リフト」といったペア特有の大技をダイナミックに見せるための大きな武器となっています。
りくりゅうの主要大会の実績
かつて日本にとって「ペア」は、五輪団体戦における「弱点」と言われていました。
パートナー探しや練習環境が難しいこの種目において、木原龍一選手もかつては「団体のチームメイトに申し訳ない」と引退を考えるほど苦しんでいたのです。
しかし、その歴史を覆したのが「りくりゅう」の2人。
2人は結成からわずか3か月で世界を驚かせ、そこから一気に階段を駆け上がりました。
- 2019年:NHK杯 5位
- 2020年:四大陸選手権 8位
- 2021年:世界選手権 10位
- 2021年:オータムクラシック 優勝
- 2021年:NHK杯 3位
- 2022年 北京五輪:団体戦 銀メダル / 個人戦 7位入賞
- 日本ペア史上初の五輪入賞
- 団体戦では日本のメダル獲得に大きく貢献
- 2022年 グランプリファイナル:優勝(日本人ペア初)
- 2023年 四大陸選手権:優勝(日本人ペア初)
- アジア、アメリカ、オセアニア、アフリカの4大陸の代表が集う伝統ある大会で優勝
- 2023年 世界選手権:優勝(日本人ペア初)
- その年の世界ランキング上位6組しか出られない、最高峰の決戦を制した
2019年の結成直後から、2人はその歴史を塗り替え始めます。
結成わずか3カ月でNHK杯5位に入ると、2021年には世界選手権で10位。
自力で北京五輪の出場枠を勝ち取りました。
そして迎えた2022-23シーズン。
主要な国際大会である「グランプリファイナル」「四大陸選手権」「世界選手権」のすべてを同一シーズンで制覇する「年間グランドスラム」を達成。
これはシングルを含め、日本勢初の快挙でした。
かつて「お荷物」と呼ばれたペア種目を、自らの手で「最強の金メダル候補」へと変貌させた2人の歩みは、日本フィギュアの奇跡の物語ですね。
まとめ
三浦璃来選手と木原龍一選手の「りくりゅう」ペアについて、これまでの歩みとプロフィールをまとめると以下の通りです。
- 2019年、引退を考えていた木原選手に三浦選手が声をかけ、滑り始めた瞬間に「相性の良さ」を確信して結成
- 9歳の年齢差と身長30cmの体格差
それぞれのシングル時代の経験を活かし、パワーと軽やかさを兼ね備えた大技が武器 - 北京五輪での団体銀メダル貢献に加え、2022-23シーズンには「年間グランドスラム」を達成。
かつては「日本が苦手とする種目」と言われたペアにおいて、2人は自らの手でその歴史を塗り替え、今や世界の頂点を争う唯一無二の存在となりました。
今夜の団体戦、そして続く個人戦。
かつて「チームメイトに申し訳ない」とまで思っていた木原選手が、三浦選手という最高のパートナーと共にどんな景色を見せてくれるのか。
日本フィギュア界の新しい歴史が刻まれる瞬間を、しっかり目に焼き付けましょう!
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