忙しい朝やドライブのお供に欠かせない「携帯サンドイッチ」。
その代名詞といえば「1秒間に11個売れている」という山崎製パンの「ランチパック」ですが、スーパーに行くと「スナックサンド」も並んでいますよね。
北海道なら「ラブラブサンド」もあります。
「ランチパックとスナックサンド、どっちが先なの?」「パクリじゃないの?」「結局どれが美味しいの?」
そんな疑問を解決すべく、今回は「携帯サンドイッチ」のラインナップと歴史を調査しつつ、各ブランドのチョコレート味を食べ比べて筆者的No.1を決定しました!
ランチパック
— ろーれる (@laurel_snow) March 14, 2021
フレッシュランチ
ラブラブサンド
スナックサンド
とりあえずロバパンスナックサンドのCMが芦田愛菜でないことは理解した pic.twitter.com/WZVFpItxcD
▼なお「ランチパック」は便利だけれど、ポイントのコスパが悪く、「ヤマザキ春のパン祭り」には向きません

元祖は「スナックサンド」
「ランチパックとスナックサンド、どっちが先なの?」
今では山崎製パンの「ランチパック」が有名ですが、この「携帯サンドイッチ」を世界で初めて発明したのは、フジパンです!
| 商品名 | メーカー | 発売開始 | 主な販売地域 | 特徴 |
| スナックサンド | フジパン | 1975年 | 全国 (本州・九州) | 元祖。 携帯パンのパイオニア。 |
| フレッシュランチ | 第一パン | 1982年 | 関東 中部 | 隠れた古参。 ランチパックより2年早く登場。 |
| ランチパック | 山崎製パン | 1984年 | 全国 | シェアNo.1の絶対王者。 1秒に11個売れる怪物。 |
| ラブラブサンド | 日糧製パン | 1984年 | 北海道 東北北部 | 北のソウルフード。 北海道民の支持率No.1。 |
| スナックサンド | ロバパン | 1984年 業務提携 | 北海道 | 北海道のスナックサンドは、ロバパンが製造販売しています。 |

北海道で「フジパン」の商品を見かけないと思ったら、ロバパンが製造販売してるからだったんだ!



綾瀬はるかさんの「フジちゃん」のCMは見かけますけどね
「ランチパック」はパクリ?
「じゃあ、ランチパックがパクリなんだね!」
パクリというと、言葉が悪いような……。
驚くべきなのと評価すべきなのは、元祖であるフジパンの懐の深さです!
当時、フジパンは「スナックサンド」専用の製造機械を独自に開発し、その技術の特許も保有していました。
つまり、他社が同じ形のパンを作ることを制限できたはずなのです。
しかし、フジパンの二代目社長・舟橋正輝氏は、
「パン業界全体の発展のため」と、独占販売ではなく、他社からの依頼があれば製造販売を認めたのです。
この社長の英断があったからこそ、多くのメーカーがこの市場に参入できるようになり、私たちが当たり前のように手に取っている「携帯サンドイッチ」の文化が日本中に広がることとなったのです。
もし、この時の決断がなければ、「ランチパック」はこの世に誕生していなかったかもしれません。



ありがたいような、もったいないような



競走によって、より良い商品が作られることになったのでしょうね
「ランチパック」がシェアNo.1
現在、「携帯サンドイッチ」市場で圧倒的なシェアを誇っているのが山崎製パンの「ランチパック」です。
- 山崎製パン(ランチパック):68.48%
- フジパン(スナックサンド):29.11%
- 日糧製パン(ラブラブサンド):0.65%
(参考:2025年5月5日「BUISINESS JORNAL」、データ参照元:日経POSデータ 期間:2024年3月1日~2025年2月28日)
元祖であるフジパンの「スナックサンド」から遅れること9年。
1984年に登場した山崎製パンの「ランチパック」が、独走状態を築いた最大の理由は、圧倒的な「新商品の投入スピード」と「イメージ戦略」にあります。
ランチパックは年間160種類以上もの新商品を世に送り出しており、「ご当地ランチパック」や有名お菓子メーカーとのコラボなど、「いつお店に行っても新しい味がある」というワクワク感を常に提供し続けています。
さらに、歴代のテレビCMには剛力彩芽さん(2012-2018)、山﨑賢人さん(2019-2021)、小芝風花さん(2022-現在)といった、その時代を象徴する爽やかなスターを起用。
常に「日常の活力」や「選ぶ楽しさ」をアピールし続けてきました。
こうした地道なプロモーションと、全国どこのスーパーやコンビニでも必ず見かける最強の営業力が合わさり、後発からの鮮やかな逆転劇を支えたのです。
北海道では「ラブラブサンド」が元祖
前述のとおり、全国シェアでは0.65%の日糧製パン「ラブラブサンド」ですが、北海道に限れば話は別です。
「ラブラブサンド」の発売は、山崎製パン「ランチパック」やロバパン(フジパンと業務提携)の「スナックサンド」と同じ1984年です。
しかし、北海道に上陸したはラブラブサンドが最速だったため、道民にとっては「ラブラブサンドが元祖」という認識が強いのです。
ちなみに、日糧製パンは現在山崎製パンと提携していますが、独自のブランド「ラブラブサンド」を守り続けているのは、道民の熱い支持があるからこそですね。
【比較】結局どれが美味しい?
ネットやSNSでは常に「自分は〇〇派!」という熱い議論が交わされています。
筆者の家でよく買う「チョコレート」系の味で比較してみました。
(毎回あっという間に食べ尽くすので、撮影画像がなくて申し訳ないです。)
1. スナックサンド Wチョコ


定番商品かと思っていたのですが、実は2025年10月新発売の「スナックサンド50周年記念商品」だったんですね。
そんな特別なものとは知らず、「チョコがWで嬉しいw」なんて、見かけるたびに買っていました。
とろーりチョコとホイップチョコがたっぷりで、中のフィリングがとても美味しい!
そういえば「ベルギーチョコ」味も好きだったのですが、どこに行った?
パン生地は、少し粗く、けば立つような、さっくり系?
この点においては、しっとり系の「ランチパック」のパンの方が好みです。
(個人の感想です。)
なお、フジパン(ロバパン)は、「本仕込」などの食パン技術を活かし、2025年に生地を大幅リニューアルしています。
⋱10月新商品🍂⋰
— フジパン【公式】🍞⇽本仕込 (@neobata_fujipan) October 3, 2025
クリームとホイップがたっぷり入った#スナックサンド 2種が同時発売❕
💛『スナックサンド Wカスタード』
なめらかなカスタードクリームと
カスタード風味ホイップ
🤎『スナックサンド Wチョコ』
生チョコクリームとふんわりチョコホイップ
あなたはどっち派❔… pic.twitter.com/sKXqPnvmto
2. ランチパック チョコクリーム


定番の「ランチパックチョコレート」。
とろーりチョコレートクリームがたっぷりサンドされています。
我が家の次女(幼稚園児)はランチパック派です。
週に1回のお弁当も、「チョコのサンドイッチ」と称して、これをカットしてお弁当箱に入れて持っていきます。
母である筆者もやっぱり、ヤマザキのきめが細かくしっとりしたパン生地が好きなんですよね。
同じ「チョコレート」系の味でも、時期によってパン生地をチョコ味にしたり、ザクザククランチを混ぜたり、板チョコを挟んだり、バリエーションが楽しいのも、さすが王者ランチパックです。
新商品を見つけると食べてみたくなってしまうのです。
3. ラブラブサンド チョコレート


北海道においては「この形=ラブラブサンド」なんだよなぁ。
ん?
公式HPに画像をお借りに行ったら、私の知ってる「ラブラブサンド」のパッケージと変わっている?
どうやら、2025年9月に北海道産小麦や生乳の生クリームを配合したパン生地の『北海道ラブラブサンド生』にリニューアルしていたようです。
パッケージが変わったことにも気づかず普通に買って食べていました笑
チョコクリームには生チョコが追加されているとか……
美味しい!
パンも美味しいなと思っていたら、日糧は山崎製パンと提携しているんですものね。
【パクリ!?ラブラブサンド】
— 北海道グルメ・観光NorthSmile(ノーススマイル)/エリちゃん🧸ིྀ (@Northsmile2019) December 3, 2025
道内のコンビニ、スーパーなどでよく見かけるランチパックに酷似した商品🫢
一見するとパクリの様に思えますが、ラブラブサンドを製造している「日糧製パン」はランチパックの「山崎製パン」と業務資本提携を結んでいるので、仕方ないともいえます。#北海道グルメ pic.twitter.com/9mLiwtdi5N
チョコレート勝負の結果
筆者個人の独断と偏見による「携帯サンドイッチ」チョコレート味徹底比較の結果です。
「ランチパック チョコクリーム」が好きです!
ここまで読んでくれた方は察したと思いますが。
ヤマザキのパンが好きなんです。
▼筆者も「ヤマザキ春のパン祭り」に参加中です。もうすぐ30点!


なぜ常温保存できるの?



どうしてタマゴサンドやツナサンドを常温で保存できるの?
コンビニのサンドイッチは冷蔵コーナーに置いてるよ?
一般的なサンドイッチは断面が露出しているため、そこからパンの水分が飛んでパサついたり、具材が傷みやすくなるのが悩みでした。
しかし「携帯サンドイッチ」は、四方をパン同士でガッチリと圧着した「完全密封」。
中の具材が外気に直接触れない構造になっているため、保存料に頼りすぎることなく、美味しさと日持ちを両立させることに成功しています。
また、大手メーカーの技術力により、パンに水分が移らないよう中の具材(フィリング)を固める工夫や、菌の繁殖を抑えるための「pH調整」がなされており、卵サラダやツナといった傷みやすい具材でも、常温で数日間おいしさを保つことができるようになっています。



衛生管理を徹底した工場で作っているというのも、大きなポイントです。
卵やマヨネーズは本来、常温で売られていますしね。
まとめ
今回は「ランチパックとスナックサンド、どっちが先?」「結局どれが美味しい?」といった疑問を深掘りしてきましたが、最後に調査結果をまとめます。
- どっちが先?
元祖は1975年誕生の「スナックサンド」。
ランチパックは9年後の後発でした。 - パクリなの?
いいえ!元祖フジパンが「パン業界の発展のため」に特許を独占せず、他社の製造を認めたという裏話がありました。 - どれが美味しい?
さっくり食感ならスナックサンド、しっとりパン生地ならランチパック。
北海道民ならリニューアルしたてのラブラブサンドもお試しあれ!



HOKKAIDO LOVEな筆者、実はヤマザキ「ランチパック」が好き
その歴史を知ると、いつもの「携帯サンドイッチ」がもっと味わい深く感じられますよね。
同じ「チョコレート味」でも「ピーナツ味」でも、それぞれフィリングの量や食感、パン生地に個性があります。
皆さんもぜひ、明日のランチやドライブのお供に、自分だけの「推しパン」を改めて選んでみてはいかがでしょうか?


