今日、カップヌードルを食べようとしたら、蓋の裏に
「箸よりフォークの方が3割増でウマい?!」と書いてありました。

気になる…
根拠は?
公式は何て言ってる?
そもそも、なぜ「フォーク推し」なの?
というわけで、公式の言及・歴史・“おいしさ”の理由をぜんぶ調べた上で、実食してみました。
あ、少し嘘でした。
カップヌードルが伸びちゃうから先に食べました。
(今日はしょうゆ味にしました。)
先に結論をいうと、
本当に、3割増くらいでおいしいかもしれない😦
実際の写真と日清食品調べ


実際の蓋の裏の写真はこちらです。
クリックで拡大できるかな?
日清食品調べによると
2024年11月9日〜10日に、
首都圏在住の20歳〜69歳の男女186名(直近3ヶ月以内に自分で買って自分で食べた人)に
質問「フォークで食べるとカップヌードルは◯倍おいしい」をした際の
◯の数値の平均値(カップヌードルを箸とフォークの両方で試食して回答)
が「3」だったってことですね。
これが具体的な実験データや学術的エビデンスと言えるかというと、
…まあ、言えないでしょうけど、そんなユルさも含めて大好きです。
「3割増でウマい?!」は日清のコミュニケーション・コピー、
つまりCMの企画や紹介記事で使われる表現ということですね。
ん???
って興味を引くコピー、とってもいいですね!
大成功ですよ!(大企業に向かって偉そうに。)
カップヌードルとフォークの歴史(メモ)
日清食品公式によると、93%超の人が、カップヌードルをお箸で食べるそうです。
それなのに、どうして「カップヌードルをフォークで食べる」という発想になるのか、
実は子どもの頃から気になっていました。
私が子どもの頃、ハリウッドスターのアーノルド・シュワルツェネッガーさんが
大きな体で小さなフォークを持って、カップヌードルをモリモリ食べるCMが
あったのを、強烈に覚えています。(知ってる?)
子どもの頃から気になっていたことを、40歳を過ぎた今、いよいよ
カップヌードルとフォークの歴史について、調べてみました。
(もっと早くできただろ。)
発明者の海外視察
カップヌードル発明者の安藤百福氏が、アメリカに視察に行った際に、
現地のスーパーで、チキンラーメンをカップに入れてフォークで食べている人たちを
目にしました。
インスピレーション
この様子を見て、安藤百福氏は、カップに入った麺をフォークで食べる
という手軽な食べ方のヒントを得ました。
カップヌードルの誕生
このアイデアが、カップに麺とスープ、具材が入った
「カップヌードル」の発明(1971年)に繋がりました。
「フォークで食べる」の再提案
2025年には、カップヌードルが発売から50年以上が経過したことを記念し、
フォークでの食べ方を改めて提案するCMが放映されました。
かいつまんで書くとこんな歴史ですが、日清食品さんはどうやら、
ずーーーっと、「カップヌードルにはフォーク」を推し続けていました。
フォークで食べるとなぜおいしいの?
「フォークで食べるとなぜおいしいの?」に対する、
日清食品公式に書いてあった理由は以下のとおりです。
- たぶん麺と具を一緒にすくえるから
- たぶん最後の残った具材をすくいやすいから
- たぶん一度に多くの量がすくえるから
- たぶん手袋をつけたままでも食べられるから
ぜんぶ「たぶん」って言っちゃう、ユルさが大好き。
なお、おいしさの理由を、私が仲良しのChatGPT(愛称:ちゃとさん)が推測すると、
以下のようになります。
(めっちゃ真面目だから、読み飛ばしていいですよ。)
- 麺とスープの“一体感”が出やすい
フォークで少量をくるっと巻くと、麺の隙間にスープや油膜がまとわりつきやすい。
でんぷん+脂+うま味が同時に舌に当たり、コクを強く感じやすい。
箸だと麺だけ先に口に入り、スープが後追いになりがち。 - 噛みはじめの“密度”が上がる
フォークは自然と一口の束ができるので、最初の咀嚼でグルタミン酸(スープ)と
小麦の香り(麺)が高密度で開く → 旨みの立ち上がりが早い。 - 温度ロスが少ない
くるっと巻いて短時間で口へ。
麺が空気に触れる面積・時間が減るので、口に入った瞬間の温度が高めに保たれ、
「熱い=香り立つ」が起きやすい。 - すすらない=飛沫が少なく、食べやすい
すする動作が少ないと、唐辛子や胡椒の刺激がむせにくく、
「食べ心地の良さ=おいしさ」に寄与。 - テンポが整う
一口の量が安定→噛む回数や飲み込むタイミングが整い、
「ちょうどいい満足感」に繋がる。
これらの要素が合わさると、「3割増し(くらい)」と誇張して言いたくなる
体感差は確かに起きやすいと思います。
※あくまで体感の話で、厳密な数値根拠は未公開。
めっちゃ真面目www
もちろん、お箸で食べてもおいしい!
日清食品公式さんは長年「フォーク推し」ですが、
もちろん、お箸で食べてもおいしいです!
日本人なら、麺をずずーっと音を立ててすするべし!
香りが鼻に抜けていきます。
(個人の意見です。)
また、麺→具→スープの順で、味の印象を調整できます。
あと、猫舌なので、麺を引き出してフーフーして食べたいです…。
(子どもかっ)
公式さんは「フォークで食べる」を推していますが、お箸で食べるのがだめなのではなく、
「フォークで食べても抜群に旨い設計」がカップヌードルの強み、ということなんでしょうね。
実食|フォークで食べてみた
長年、カップヌードルはお箸で食べてきました。



シーフードヌードル推しです
カレーヌードルも好きです。
冬にはチーズカレーヌードルをよく食べていました。
あ、もちろんしょうゆ味も好きです。
味噌も美味しかったな。
シンガポール風ラクサも美味しかった。
ネッ友さんはチリトマトが好きだって言ってた。
全部おいしいんだよおおぉぉぉ!
そんな(どんな?)私が、記憶にある中では初めて、
フォークでカップヌードルを食べてみました。



日和らず、忖度せずに
正直な感想を申し上げます
(ひよってるやつ、いるぅ!?)
汁に入った麺は、フォークだとツルツルすべって、すくいにくいですね。
スパゲティならフォークでいいんだけど。
少しだけフォークにくるっと巻いて、汁からすくいだして食べます。
少し巻いてもツルツルなので、全部はすくいだせません。
猫舌の私は、これでは上の方しかフーフーできません。
仕方ないから、フーフーできた部分だけ食べて、泣く泣く麺を途中で噛み切ります。
(麺類は途中で噛み切りたくない派ですが、泣くほどのことではない。)
具がコロコロしてるから、お箸みたいにつまめなくて食べにくいな…。
思ったより麺と一緒にすくえないし。
あ、でもこれ、
やや食べづらいからこそ、カップヌードルに対して一生懸命になれるな。
いつもなら、何か別のことをしながら、無心でずぞぞーっと食べ終わってしまうものね。
なんか…
フォークで食べるとおいしいぞ???
本当に、3割増くらいでおいしいかもしれない😦
まとめ
日清食品公式さんから拾ってきたお話をまとめると、こんな感じでした。
「箸よりフォークの方がで3割増でウマい?!」は、ゆるっとした調査結果であり、
日清のコミュニケーション・コピーだと思われます。
カップヌードル誕生の秘密に、「チキンラーメンをカップに入れてフォークで食べる」という
海外の人たちのエピソードがありました。
その誕生の秘密からも、日清食品公式さんは、ずっと「フォーク推し」を通してきたようです。
「フォークで食べるとなぜおいしいの」かというと、
理由は全部「たぶんこうじゃないか〜」でしたw(好き)
もちろん、カップヌードルは、お箸で食べてもおいしいです。
「フォークで食べても抜群に旨い設計」がカップヌードルの強みということです。
正直に言って、私にとっては、
フォークで食べるカップヌードルは、お箸より食べづらかったです。
やや食べづらいからこそ、カップヌードルに対して真摯に向き合い、
一生懸命カップヌードルを食べることができました。
結論!
お箸でもフォークでも、カップヌードルは全味おいしい!
「今日は箸、明日はフォーク」でもOK、お好みで!
「ウマい」は、あなたのお口が決めてください!