2025年12月5日放送の「知識の扉よ開け!ドア×ドア クエスト」で、埼玉県秩父市にある「ファーストクラス民宿」が紹介されることがわかりました。
ホテルが高すぎる今の時代…巷で話題の「ファーストクラス民宿」とは?
仲良しトリオ!宮川大輔・内田篤人・なかやまきんに君が埼玉・秩父にあるウワサの民宿調査!
1泊1万円台なのに山の幸の絶品料理?絶景客室?ヒノキ大浴場が堪能!
(テレビ番組表Gガイドより)
ん?「ファーストクラス民宿」って何?
と思った筆者は、番組放送前に先走って調べてまいりました!
ファーストクラス民宿とは
「ファーストクラス民宿」とは、紀行作家・写真家の飯塚玲児氏が「質の高さに対して価格が非常に安い宿」につけた総称です。
名付け親と概要
「ファーストクラス民宿」という言葉を生み出したのは、「紀行作家」の飯塚玲児氏です。
飯塚玲児とは
編集プロダクション「レイジーオフィス」代表、旅行専門誌・月刊「旅行読売」の元編集長。
フリーの「紀行作家」、「旅のモノの書き」であり、写真家でもある。
温泉入浴指導員、日本温泉地域学会会員、温泉ソムリエアンバサダー、高齢者入浴アドバイザー協会認定講師でもある。
写真家としては料理写真が得意で「郷土料理写真家」の肩書きも持つ。
飯塚氏は、長年の取材経験から、質の高さに対して価格が非常に安い宿が存在することに着目。
これらを「ファーストクラス民宿」と名付け、2023年4月に書籍「発見! ファーストクラス民宿」を発刊しました。
この書籍では、飯塚氏自身が実際に泊まって実地取材をした、全国36軒の民宿がオールカラーで紹介されています。
Amazon|発見! ファーストクラス民宿®: ほんとうは教えたくない厳選36の宿 単行本 – 2023/4/22
えっ?これで民宿なの?思わず唸る料理、充実のホスピタリティ、そして大満足の温泉……。
読めば必ず行きたくなる、コスパ最高の宿。いい旅がしたい、外れのない旅がしたいすべての方に送る一冊。
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三原則と定義
「ファーストクラス民宿」の定義は
であり、以下の三原則を満たすことが条件とされています。
- 旨い
豪華な料理、特に地元の旬の食材を活かした食事が提供されること - 安い
質の高さの割に、宿泊料金が非常に抑えられていること。
(多くは家族経営で人件費や施設維持費を抑えることで、格安料金を実現している。) - 清潔で快適
温泉や客室の質に加え、心からのおもてなしと細やかな気配りが充実していること。

引用:2025年12月5日放送「ドア×ドア クエスト」
従来の民宿との違い
飯塚氏は、「ファーストクラス民宿」がさらに従来の民宿の概念を超えている点として「革新性」、つまり提供する施設や体験自体がユニークである点を挙げています。
例えば、古民家をリノベーションしたモダンな宿や、全室露天風呂付き客室、さらには現代アートがあふれる宿など、
従来の「素朴な民宿」のイメージを覆す、斬新な特徴を持つ宿が、著書内で選ばれて紹介されています。

旅館並みの設備が整っていても「旅館」という豪華な名前を名乗らず、あえて「民宿」なんだね



経営者の謙虚さ、生真面目さやこだわりに好感が持てます
秩父の民宿「展望の宿 すぎな」
2025年12月5日放送の「ドア×ドア クエスト」で、宮川大輔さん、内田篤人さん、なかやまきんに君さんが訪れた民宿は、埼玉県秩父市にある「展望の宿 すぎな」でした!




引用:2025年12月5日放送「ドア×ドア クエスト」
- 住所 埼玉県秩父市久那1036
- 電話 0494-23-2003
- 客室数 6室
- 駐車場 8台(無料)、予約不要
- 交通 西武秩父駅 → ミューズパーク線(バス)で約20分→「ミューズパーク南口」下車、徒歩15分
- チェックイン/アウト 15:00〜翌〜10:00
特に女将さんの温かい人柄とおもてなしが評判で、「民宿の良さがすべてそろっている」と評判の民宿です。





民宿と旅館、どっちも和風な感じだけど、どう違うんだい?



大まかに言うと、こんな感じでしょうか
- 民宿
多くは家族経営の小規模な宿で、家庭的な料理とアットホームな雰囲気が魅力 - 旅館
比較的規模の大きな宿泊施設で、格式高いおもてなしと懐石料理、温泉などの充実したサービスが特徴
宿の概要とロケーション
「展望の宿 すぎな」は、埼玉県秩父市の高台に佇む、元料亭旅館をリノベーションした純和風の民宿です。
その名の通り「展望」が最大の魅力となっており、武甲山を正面に臨み、秩父の街並みが足元に広がる、絶景のロケーションに位置しています。
昨今、ホテルや旅館の宿泊料金が高騰している中、1泊1万円台で利用できることが特徴です。
(番組で紹介されていたコースは、1泊2食付14,300円でした。)






引用:2025年12月5日放送「ドア×ドア クエスト」



元旅館の建物なだけあって、施設は旅館そのものの豪華さ!



おもてなしやお料理はアットホームで、そこが民宿らしさなんですね
▼パノラマで見られる雲海がすごいですね!
お部屋とお風呂




引用:2025年12月5日放送「ドア×ドア クエスト」
広々とした館内はゆったりとした時間が流れており、各お部屋にはトイレと洗面台が完備されています。



えっ!民宿といえば、トイレと洗面台は共同なんじゃないの!?






引用:2025年12月5日放送「ドア×ドア クエスト」
神経痛や疲労回復などの効能を持つヒノキの展望風呂(大浴場)からは、秩父の夜景や星空を一望することができます。
(天然温泉であるかどうかについては、確認できませんでした。)
12畳のお風呂は広々としていて、湯温がちょうどよく、とっても気持ちいいそうです。



アメニティも完備されているようです!
(シャンプー、洗顔ソープ、ハミガキセット、タオル類、浴衣、スリッパなど)
お料理
この民宿の魅力は、お料理のクオリティの高さにもあります。
山と川の幸の宝庫・秩父の食材を大切に、一つ一つ真心をこめた「手作りの家庭料理」が提供されます。
栄養士の資格を持つ女将さんが、食材の調達から調理まで、おひとりで行なっているそうです。




引用:2025年12月5日放送「ドア×ドア クエスト」
品数も多く、特に「骨までお召し上がりいただける山女魚(やまめ)の柔らか煮」は、半日かけて骨までとろけるように炊き上げられた名物メニューです。
その他にも、秩父名物の「豚味噌漬け」や地元の旬の食材を使った「季節の天ぷら」、冬なら「みぞれ鍋」や「ぼたん鍋」など季節の味わいが提供され、お米の美味しさも特筆されています。



「お子様プレート」も用意してもらえるんですね!
揚げ物ばかりでなく、お魚や煮物が盛り付けてあるのが嬉しいです!



格式の高いお宿かと思ったけど、さすが民宿、アットホームだね!
宿泊料金が安い理由






引用:2025年12月5日放送「ドア×ドア クエスト」
番組の最後に、ファーストクラス民宿「展望の宿 すぎな」が、この施設、お風呂、お料理で、なぜリーズナブルな価格を実現できているのかについて言及がありました。
なんと、4棟が連なる「展望の宿 すぎな」の、お掃除、お洗濯、お料理、全てを、女将さんひとりのワンオペでまかなっているというのです。
「いつもバタバタですか?」という質問に、
「私の中ではバタバタじゃないんだけど」
と、あっけらかんと笑う女将さんの人柄に、これは女将さんの人柄とおもてなしが評判になるわ、と納得しました。
まとめ
本記事では「ファーストクラス民宿」の定義と、2025年12月5日放送の「ドア×ドア クエスト」で紹介された秩父の民宿、「展望の宿 すぎな」について詳しく解説しました。
「ファーストクラス民宿」とは、紀行作家・飯塚玲児氏が提唱する、「旨い」「安い」「清潔で快適」の三原則を満たし、価格を超えた満足度を提供する奇跡の宿の総称です。
今回紹介された「展望の宿 すぎな」は、この三原則にがっちりはまっています。
- 旨い 秩父の旬の食材を使った、手作りのお料理
- 安い 1泊1万円台という破格のコストパフォーマンス
- 快適 トイレ・洗面所付きの客室や、ヒノキの展望風呂と女将さんの心づくし
「展望の宿 すぎな」は、元旅館の建物を使いながら、あえて「旅館」と名乗らない謙虚な姿勢を保ちながら、お客様にはファーストクラス級の感動体験を提供する、理想的な「ファーストクラス民宿」と言えるでしょう。
実際の「ドア×ドア クエスト」を視聴してみて、「展望の宿 すぎな」の女将さんのおもてなしとお人柄を知り、心がとても暖かくなりました!



