スマホゲームの詐欺広告はなぜ減らない?嘘でダウンロードさせる裏事情

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スマホゲームの詐欺広告はなぜ減らない?嘘でダウンロードさせる裏事情
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スマホゲームをしていると、合間に差し込まれる広告ってありますよね。
そう、あの「ボロボロの家で凍える母子」を助けたり、「ピンチの王様を助けるパズル」などです。

何度も見ているうちに、テレビショッピングのマジックにかかったかのように「助けてあげなきゃ!」という使命感に駆られ、ダウンロードしてしまう。
しかし、そこに待っていたのは、かわいそうな母子ではなく「え、これ何のゲーム?」

今回は、そんな私のガッカリ体験をもとに、なぜスマホゲームの詐欺広告がなくならないのかを調査しました。

「運営側はどうやって儲けているの?」「嘘広告は違法じゃないの?」「なぜ広告通りのゲームを作らないの?」といった事情をお伝えし、二度と騙されないための自衛策もまとめましたので、ぜひ最後までお付き合いください!

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目次

助けたかったのは、寒さに凍える母子だった

私が今回、母子を助けたい一心でダウンロードしたのは『ゴシップハーバー』というゲーム。

広告では、クズ夫と別れ、雪の中をさまよい、たどり着いた家はボロボロで壊れた窓から冷気が入り込む。
その中で震える母子を助けるゲームのはずでした。

「風が吹き込む壁や窓を直して!」「早く暖炉に火をつけてあげて!」

かわいそうな母子を助けたくてゲームをダウンロードしたのですが、始まったのは、暴漢に壊されてしまった主人公の女性のお店を再建するストーリーでした。

娘ちゃんは確かに広告と同じ女の子。
でも、お母さんはモラハラ夫に虐げられるような弱々しい女性ではなく、気が強くてクズ夫と速攻で離婚して元気にレストランを立て直そうとしている。
なんならTシャツにショートパンツ姿で、とても暖かい地域のよう。

いや、嬉しいんですよ?
母子が元気ならそれで良かったです。
めでたしめでたし。

でも、私の「壁を直してあげたい欲」と「暖炉に火をつけたい情熱」はどうすればいいのでしょうか。

筆者は何年か前にも同じような広告に騙されて「シーサイドエスケープ」というゲームをダウンロードしていますね。

懲りない人。
学習能力ないんか?

運営側はどうやって儲けているの?

「嘘の広告を見せてダウンロードさせても、すぐアンインストールされたら意味がないじゃない」と思いませんか?

運営側のイメージも下がるし、「百害あって一利なし」に見えます。

それなのに、なぜ運営側はこの手法をやめないのでしょうか。

もしかして、私たちが気づいていない「一利」があるのでは……?

一利」とは。
そもそも運営側はどうやってお金を稼いでいるのでしょうか。

① 1000人に1人の重課金者

ほとんどの人は、広告と中身が違うと分かれば、すぐにアンインストールします。

でも、運営側はそれでいいと思っているんです。

1,000人がダウンロードして、999人が怒って去っていっても、残りの1人が「広告とは違うけど、このレストラン経営意外とハマるな」と課金してくれれば、広告費の元が取れてしまうからです。

詐欺広告は、ターゲットを絞らず「誰でもいいからとにかく網に引っかける」ための、巨大で安っぽい網なのです。

② ダウンロード数が実績になる

ダウンロード数が増えれば、そのゲームのアプリストアのランキングが上がります。
たとえその数字が「詐欺広告に騙されてダウンロードした5,000万人」だとしてもです。

そしてそのランキングとダウンロード数を見た人が「人気ゲームなんだ!面白いはず!」と思ってさらにダウンロードする。

この「雪だるま式に増えていくダウンロード数」も運営側の狙いです。

ダウンロード数が増えるほど、課金してくれるユーザーも増えていくのです。

私たちは知らないうちに、運営側のランキングを押し上げ、次のターゲットを呼び寄せるための数字作りに利用されているといっても過言ではありません。

5000万ダウンロードのうちの1人に加担してしまったのが悔しい!


なぜ運営側がわざわざ「詐欺」と言われるような嘘広告を作るのか。

複雑な本編について説明するより、「自分ならうまくできる!」と思わせるパズルや「かわいそうな母子」を見せたほうが、手っ取り早く、大量の人を網にかけることができるからです。

詐欺広告は、たった1人の課金者を探し出すための「撒き餌(まきえ)」なのです。

詐欺広告は違法じゃないの?

これだけ「詐欺広告だ!」と言われても手法が変わらないのは、現在の日本の法律では「ゲーム内に1回でもその要素があればOK」というように、規制が緩いことも理由の一つのようです。

「詐欺」とは言っても、それでお金を騙し取られているわけでもないので、刑法上の詐欺には当たらないですしね。

でも、中には「広告のパズルが人気だから、ミニゲームとして本編に入れたよ!」という、少し歩み寄ってくれるゲームも出始めているようです。

広告どおりのゲームを作らない理由

「広告を見た人がたくさんダウンロードするのだから、広告どおりのゲームを作ればいいのに」

と思いますよね。

しかし、そうもいかない理由があるようです。

詐欺広告どおりのゲームを作らない理由
  • 広告のミニゲームで何か月も遊ばせ、課金してもらうのは難しい。
  • 実際のゲーム本編は、キャラを育てたり、施設を豪華にしたりといった長期的な設計。
    ここに課金要素(ガチャや時短アイテム)を組み込むことで、収入を得ている。

つまり、「広告は客寄せのチラシ」であり、「本編は利益を出すための定食屋」。

チラシに豪華なステーキが載っていても、店に入れば「長く食べ続けられる日替わり定食(パズルやレストラン経営)」が出てくる仕組みなのです。

騙されないためにできること

  • もう、つまらないゲームに引っかかりたくない!
  • ダウンロード数の増加に加担して人気ゲームに見せたくない!
  • 余計なゲームをダウンロードしたくない!

そんな時は、ダウンロード前に以下の2点をチェックする癖をつけましょう。

ダウンロードの前にチェックすること
  1. アプリストアの紹介写真や動画を見て、広告と同じか確認する。
  2. レビューを見て「広告と違う」などという声がないか確認する。

筆者は自分の肝に銘じた方がいいですね

まとめ

私がダウンロードしたゲームでは、今日も母親が男性とイチャコラしながら、レストランの再建が進んでいます。

当初の目的だった「壁や窓の修理」も「暖炉に火をつけてあげる」こともできませんでしたが、これも一つの出会い……
と思えるほど、私はお人好しではありません。

速攻でアンストしようと思っています。

そもそも、私はマージ系のゲームが嫌いです。
それでも、あの母子を助けたくてゲームをダウンロードしたのに!

まんまと騙されてら!

最後におさらいとして、スマホゲームの詐欺広告がなくならない理由をまとめます。

詐欺広告がなくならない理由まとめ
  • 嘘をついても、1人の課金者が釣れれば「勝ち」というビジネスモデル
  • 広告の正しさよりも、「ダウンロード数」という実績作りが優先されている
  • 日本では広告規制が緩く、「違法」と言い切れないグレーゾーンにある
  • 広告の『短距離走的な快感』と、本編の『マラソン的な運営』は両立が難しく、あえて別物にしている。

「詐欺広告」は、私たちの優しさや好奇心を逆手に取ったものです。

今日からは、ダウンロードボタンを押す前に、レビューや紹介写真をチェックする癖をつけていきましょう。

かわいそうな母子を救う唯一の方法は、ゲームをダウンロードすることではなく、「そんな広告には反応しないよ」という意思表示をすることだと思うからです。

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