秋になると、「風邪でもないのにくしゃみと鼻水が止まらない…」という人が増えます。
実は、この時期の鼻トラブルには、秋の花粉・寒暖差・ハウスダスト の3つの原因が
関係していることが多いのです。
この記事では、症状を悪化させないために 最低限やっておくべき3つの対処法 と、
実際に筆者が試して効果を感じた方法を紹介します。
「病院へ行くほどじゃないけどツラい…」という人は、
この記事を読めば、今日からできるセルフケアのポイントがすぐわかりますよ!

熱もないし体は元気なんだけど、
鼻だけ大暴走しちゃうこと、あるよね
原因の候補は3つ!


秋の鼻トラブルの代表的な原因は、大きく分けるとこの3つが挙げられます。
- 秋の花粉症
- 寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)
- ダニやハウスダスト
ひとつずつ見ていきましょう。
1. 秋の花粉症


花粉症って春のイメージがありませんか?
実は、秋にも花粉は飛んでいるんです。
原因となる植物
- ブタクサ
特に関東・東海・関西で多い、全国の河川敷、空き地、道端、農地のあぜ道など。
日当たりが良く、乾燥気味の荒れ地を好む。
都市部でも空き地に生えることがある。
8月〜10月がピーク。 - ヨモギ
全国的に見られる雑草で、山の麓、河川敷、田んぼのあぜ道、空き地など幅広い場所。
日当たりの良い場所に多く生える(湿り気がある場所にも適応)。
8月下旬〜10月ころ。 - カナムグラ
関東・東北・北海道など、全国の川沿いや土手、空き地。
つる性で、湿り気のある土手や川沿いを好み、河川敷で群生することが多い。
8月下旬〜9月末ころ。
春のスギやヒノキに比べると知名度は低いけれど、しっかりアレルギーを起こす植物たちです。
都市部よりも、河川敷や空き地、道端など「人の手があまり入らない荒れ地」に多いですが、
晴れて乾燥した日や風の強い日に花粉が飛んできます。



北海道に住んでいるぼくたちの場合、
原因となる植物はカナムグラですね
症状は春と同じ
- くしゃみ
- 鼻水
- 鼻づまり
- 目のかゆみ など
秋に限らず、花粉症の主な症状には、鼻トラブルのほか、目のかゆみが出るのが特徴です。
2. 寒暖差アレルギー


寒暖差アレルギーというのは、正確には「アレルギー」ではなく、
医学的には「血管運動性鼻炎」というそうです。
具体的な原因は解明されていませんが、以下のように考えられています。
7度以上の気温差というと、具体的には以下のようなものがあります。
- 朝晩の急な冷え込み
- 暖房・冷房による室内外の温度差
「外から帰ってきたら突然くしゃみ10連発!」なんてことがある人は、
これに当てはまるかもしれません。
3. ダニ・ハウスダスト


秋は、布団や衣替えの服を出したりする季節。
「久しぶりに出した毛布にくるまったら、くしゃみが止まらない!」なんてことは、ありませんか?
また、夏に繁殖したダニが、秋に死骸やフンになってアレルゲンになることも。
掃除不足の部屋や布団、カーペットで反応してしまうケースも多いそうです。



確かに、家にいるときの方が症状がひどい、と思うことがあるなあ



掃除不足とか言われるとショックです…
私のはどれ?見分け方のヒント
秋のくしゃみ・鼻水の原因候補3つをどうやって見分けるの?
見分け方のヒントについて、まとめてみました。
| 症状が出やすい タイミング | 発症のきっかけ | 主な症状 | 持続性 | |
|---|---|---|---|---|
| 花粉症 | 外に出たあと 風が強い日 雨の翌日など | 花粉が多く飛ぶ日 | くしゃみ 鼻水 鼻づまり 目のかゆみ・充血 | 花粉の飛散が終わると落ち着く |
| 寒暖差 アレルギー | 季節の変わり目 朝晩と日中の気温差が大きいとき | 急激な気温変化 (7℃以上) | くしゃみ 鼻水 | 気温差がなくなると落ち着く |
| ダニ アレルギー | 特に室内にいるとき | ダニが多い室内環境 (布団、寝具、カーペットなど) | くしゃみ 鼻水 皮膚のかゆみ 咳 | 室内環境に依存 ダニが多いと長く続く |
※ 完全な判断基準ではありませんので、症状が続いて辛いようなら、耳鼻科で診てもらいましょう。



全部当てはまるという方も、多いのではないでしょうか
対処法|これだけやっとけばOK
「3つのうちどれなのか、原因は特定できていないけれど、とにかく症状をラクにしたい!」
そんなあなたは、これだけやっておけばOKです👌
- マスクをする
花粉やほこりを吸い込むのを防ぎ、寒暖差対策にもなる - 手洗い・洗顔・うがい
体についた花粉やほこり・ハウスダストを落とすと、症状の悪化を防げる - 症状が続くときは医療機関へ
「辛いな」と感じたら、早めに相談。薬や治療の選択肢がもらえる。



経験から言うと、マスクが最強だよ!
アレルゲンを体内に入れず、保温・保湿にもなるんだ!
もう少し詳しく 原因別・日常でできる対処法
秋のくしゃみ・鼻水の3つの原因に共通する対処法は、上記のとおりですが、
原因別に詳しく書いたものが、以下のとおりです。
- ブタクサ、ヨモギなどの多い場所は避ける
- マスク・メガネで、花粉の吸入・付着を防ぐ
- 帰宅後は、衣服の花粉を払い、手洗い・うがい・洗顔
- 湿度50〜60%を保ち、粘膜バリアを強化
- 羽織りものやマスクで、温度変化に対応
- スカーフやマフラーで、首元の血流を促進
- 規則正しい生活、適度な運動、ストレス軽減
- タバコ、香料、強いストレスなど、自律神経を乱す刺激物に注意
- カーペットや寝具を掃除して清潔に
- 布団乾燥機や天日干しで布団を乾燥、丸洗いできるものは定期的に洗濯
- 換気を行い、室内のハウスダストやアレルゲンを外に排出
まとめ|秋のくしゃみ・鼻水の原因はひとつじゃない!
秋のくしゃみや鼻水の原因が、主に3つに分けられるとわかれば、少し気持ちが楽になります。
- 秋の花粉症
- 寒暖差アレルギー
- ダニやハウスダスト
原因が絞れれば、それぞれに合った対策も立てやすいですし、
「これだけやってみよう」という手軽な方法も見つかります。
この3つだけでも、秋のくしゃみ・鼻水はぐっとコントロールしやすくなります。
ちょっとした工夫で、毎日の生活が少しラクになると思いますよ!



まずは、一番簡単なマスクからしてみましょうか



