2025年7月30日午前、ロシア連邦の極東に位置するカムチャッカ半島で、M8.8の地震が発生しました。
地震があった現地では、津波が3〜4m、一部建物損壊、軽傷者が出たものの、
重大な死傷者は出なかったようです。
日本では、9時40分頃に、宮城県で津波警報が発表されました。
その後、北海道から九州の太平洋沿岸まで、順次、津波注意報・警報が拡大していきました。
私は今でこそ、在宅で働いていますが、公務員だったとき、
もし、子どもだけで留守番してるときに津波警報が出たら
…どうだったんだろう?
今日はそんな「もしも」の話と、
私がフリーランスになってから感じた小さな安心について書いてみます。
夏休みに津波警報
午前中、私は仕事、子供たちはお勉強をしているとき。
スマホからけたたましい警報音が「ピロリロリローン!!!」
カムチャッカ半島で発生したマグニチュード8.8の大きな地震の影響で、
日本の太平洋沿岸にも津波警報が出たのでした。
話はそれますが、長男れのくんは、小さい頃から大きな音をものすごく怖がるタイプ。
救急車や消防車のサイレンは平気ですが、スマホの警報音は大嫌い。
回転寿司のお店の、お寿司が到着するときの音も嫌い。
レストランの店員さんを呼び出すボタンの音も嫌い。
平気な音のお店もあるのですが、外食するお店選びが大変でした。
小学校低学年くらいまでは、パニックになって「わーわーわー!」と大きい声を出したり。
耳を塞いで、テーブルの下に潜ってしまうこともありました。
今は大きくなったためか、だいぶ落ち着いています。
でも、エレベーターのブザー音を嫌がって、「開」ボタンを押し続けることを許しません。

もう中学生だもん
カムチャッカは確か、北海道の右上の方にある、ロシア極東の半島。
(学生時代のかすかな記憶!)
津波警報では「3mの津波」なんて書いていたので、
海抜3mより高いところにある我が家にそのまま待機。
結局、この記事を書いている2025年7月30日午後8時現在のところ、
日本に来た津波は最大で1.3mでした。
(私が住んでいる地域は、沿岸部で30cm程度でした。)
で、ふと思ったのですよ。
もしこれが、子どもだけで留守番してるときに起きてたら?
災害が起きても一緒|在宅フリーランス
以前の私は、公務員として役所に出勤して働いていました。
夏休み中の、当時小学生の兄妹コンビは、朝から夕方まで家でお留守番。
(末っ子は、夏休みも幼稚園の預かり保育にお願いしていました。)
仕事のお昼休みに、コンビニでご飯を買って帰って昼食を食べさせるなど、
様子を見に行ったりはしていたけれど。
(職場から自宅まで車で10分くらいだったので。これも毎日となると、昼休めなくてしんどい。)
1人より2人でよかったし、兄妹仲もとっても良い。
でも、災害が起きたとき、大人が家にいなかったら不安だろうなぁ。



ぷるちゃんが生まれてよかったなぁ



お兄ちゃんじゃ頼りにならない!
たとえば津波警報が出たとする。
サイレンが鳴って、テレビもスマホも「すぐに逃げてください」って言う。
そんな中で小学生2人だけだったら…。
怖いし、どうしようどうしよう、ってなるよね。
(意外とケロッとしてゲームとかしてたりして。)
でも今の私は在宅フリーランスの母。
夏休みの子どもたちと一緒に、家にいてあげられます。



夏休みに毎日ママがいて、うれしかろう!?
公務員の仕事をしていたとき、津波浸水区域について調べ、
防災の対策・訓練をしたことがありました。
だから今回、
「この家がある地域は海抜3m以上。
部屋は丈夫な造りのマンションの3階以上にあるから大丈夫だよ」
と言って、子どもたちを安心させることができました。
一緒に自宅待機できるから、いざ避難するだとか、何かあっても私が判断できます。
フリーランスになってから、確かに収入は減りましたよ?
(売れっ子じゃないのでね。かなしみ。)
でも
・ 子どものそばにいられる
・ お昼ご飯を用意してあげて、一緒に食べられる
・ 災害時もすぐ一緒に動ける
という、お金では買えない安心感が手に入りました。
(体のしんどさと、精神的なストレスも激減しましたー。)
もしも子どもだけだったら
この機会に、子どもだけで津波警報に対応するための、
最低限のマニュアルを考えてみました。
※ 「我が家の場合」であり、私の元職場から自宅まで車で10分ほどの近距離である、
という前提で考えています。
【1】地震速報が出たとき(緊急地震速報など)
家にいる場合
- 机の下 or 家の中心付近で頭を守ってしゃがむ
- ガラスから離れる(窓・食器棚)
- ドアを開けて出口を確保
- 揺れが収まったら火の元確認(使っていれば)+玄関の安全確認
- 親にLINEや電話(短文でOK)
💬 例:「じしんきた、だいじょうぶ」or「ゆれおわった、いえにいるよ」
外にいる場合(登下校中・遊び中)
- 建物のそばから離れる(落下物注意)
- ブロック塀や電柱から離れる
- 公園や広場に避難し、その場で親に連絡
- 揺れが大きかった場合 → 近くの知っている大人 or 交番へ行く
【2】津波警報 or 津波注意報が出たとき
家にいる場合(海に近いエリアなら特に注意)
- テレビやスマホで警報レベルを確認
- 「すぐ逃げる」かどうかは親が判断
(親がすぐに帰宅できるなら、すぐ迎えに行くことを約束) - 高台や避難所への避難は「親と一緒」が基本方針
(子どもが勝手に外に出てパニックになるより、「家で待機」が安全な場合もある)
外にいる場合(海の近くに遊びに行っている時など)
- 津波注意報 or 警報が出たらすぐに海から離れる!
- 高台の方向へ向かう or 近くの人に「どこに避難すればいいですか?」と聞く
- 自宅方向に戻れる場合は、親と連絡しながら移動
【3】親が迎えに行くまでのルール(家庭内で決めておく)
- 玄関からは出ない/敷地の外に勝手に出ない
- SNSやYouTubeではなく、「NHK・ウェザーニュース」で状況確認
- LINEやSMSで短く状況連絡する練習
- 非常持ち出し袋の場所&中身を把握しておく(時間がある時に一緒にチェック)
【4】子どもと事前にやっておくと安心なこと
- 「家にいるとき・外にいるとき・学校にいるとき」に分けて
行動パターンをシンプルに決めておく - 避難バッグを親と一緒に確認する
- 💬 2〜3語で伝える「災害時用メッセージ」の練習
(例:「いえにいる」「にげた」) - 一緒に避難経路や集合場所まで1回歩いてみる
災害って本当に突然で、準備してたつもりでも全然足りなかったりしますね。
今日、子どもたちと「こういう時はこうしようね」
「あそこに緊急避難場所とか海抜◯mの看板あったよね」
などと話せたのは、いいきっかけになりました。
海岸域では「第二波・第三波のほうが高くなる可能性」が注意点として呼びかけられています。
観測地点によっては、津波の高さは予想を下回ったとはいえ、
油断せず、警報解除まで注意が必要ですね。
暑い中、避難している方や不安な思いをしている方が、無事でいてくれること、
体調を崩さずに過ごせることを願っています。
一刻も早く安心して過ごせる日常に戻れますように。