世界で話題!君が代の英訳と本当の意味|外国の国歌と比較解説

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君が代の英訳と本当の現代語訳まとめ!歌詞の意味を外国の国歌と比較解説
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SNSで流れてきたあるポストに目が止まりました。

2026年ミラノ五輪、フィギュアペア「りくりゅう」の金メダル表彰式で、会場に流れた『君が代』の英訳とイタリア語訳を見て、多くの海外ファンが感動したという内容です。

この投稿には、ポストからわずか14時間で7万6000を超える「いいね」がついており、現在も引用投稿されるなどして「いいね」の輪が増殖中です!

これまで「昔の言葉づかいだし、意味がよく分からないな」と思っていた『君が代』。

本記事では、

  • 『君が代』の英語訳の一例と現代語訳
  • 『君が代』のルーツからの現代語訳
  • 『君が代』と外国の国歌の内容の比較

を紹介し、『君が代』の素晴らしさを再認識していきます!

【君が代にまつわる豆知識】
  • 1869年 「古今和歌集」の短歌から選出
  • 1893年 国歌として定着
  • 1999年 「国旗及び国歌に関する法律」で正式に法制化
  • 歌詞が世界で最も短く、歌詞のルーツが最も古い国歌の一つ

▼「りくりゅう」について書いた記事もどうぞ!

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目次

「君が代」英語訳と現代語訳

まずは、海外の人たちが目にした『君が代』の英語訳と、それをさらに私たちが分かりやすい現代語に戻したものを紹介します。

【英語訳の例】

May your reign continue for a thousand, eight thousand generations,

Until the tiny pebbles grow into mighty rocks and become covered with moss.

And may you be happy and blessed.

【現代語訳】

あなたの命が、千代に八千代に、いつまでも長く続きますように。

さざれ石が大きな岩となり、そこに苔が生えるほど長い長い時まで。

どうかあなたが幸せでありますように。

『君が代』の「君」を「大切な人」と解釈すると、これは国の歌でも、権力を誇示する歌でもなく、ただひたすらに「相手の長寿と幸せを願う愛の歌」なんですね。

「君が代」原詩の現代語訳

もとの『君が代』の歌詞と、それを現代語訳したものも紹介しておきましょう。

【日本語の歌詞】

君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで

『君が代』はもともと、平安時代の『古今和歌集』にある「読み人知らず(作者不明)」の祝い歌がルーツです。
当時は天皇を讃える歌というより、もっと身近な「大切なあなた」への長寿を願う歌でした。

日本語の歌詞を現代語訳する場合、「君」をどう解釈するかで印象がガラリと変わるところがポイントです。

1. 「君」を「天皇」とする現代語訳

こちらは、明治時代以降、『君が代』が国歌として定着した際の公的な解釈で、「国の永続」や「平和への願い」が主軸になっています。

我が国の象徴である天皇の治める御代が、 千年も八千年も、永遠に続いていきますように。

小さな石が年月を経て大きな岩となり、 その岩に苔が生えるほど、いついつまでも平和な国家でありますように。

2. 「君」を「大切なあなた」とする現代語訳

こちらは、『君が代』のルーツである平安時代の『古今和歌集』の祝い歌の解釈です。

オリンピックで英訳されていたのは、こちらの「相手を想う愛の歌」の方だったんですね。

私の大切なあなたの命が、 千年も八千年も、限りなく長く続いていきますように。

小さな石が積み重なって大きな岩になり、 そこに苔がむすほど長い時が流れても、

どうかあなたが健やかで、幸せでありますように。

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世界の国歌は「血と戦い」であふれている?

では、諸外国の国歌はどんな内容の歌詞なのでしょうか。
いくつか比較してみましょう。

国名国歌タイトル歌詞の主な内容(和訳抜粋)
アメリカ星条旗砲弾が炸裂する中、我らの旗はまだそこにある。自由の地、勇者の故郷!
フランスラ・マルセイエーズ武器を取れ市民らよ!列を作れ!汚れた血で我らの畑を潤せ!
イタリアマメーリの賛歌イタリアは目覚めた。死を覚悟して戦おう、我らは死をも辞さない!
中国義勇軍進行曲我らの血と肉をもって、新たな長城を築こう。敵の砲火に立ち向かえ!
カナダオー・カナダ真に輝かしい自由の地。我らはあなた(祖国)を守るため立ち上がる。
スウェーデン古き自由な北の国北国の、古く自由な山々よ。私はお前を愛し、地球上で一番美しい場所と信じている。
ブータン雷龍の王国ブータンの国は、平和の光で輝いている。人々の幸せが、絶えることなく続きますように。

これらを見ると、フランス、イタリア、中国は歌詞に「血」や「武器」という言葉が直接出てきており、国を守るための「闘志を燃やす歌」であることがわかります。

また、アメリカやカナダなどは、歴史の中で「自由を勝ち取り、守り抜く」という強い意志が込められているのが特徴です。

一方で、200年以上も戦争をしていないスウェーデンは、歌詞のメインが「郷土愛」となっており、独自の平和な世界観を持っています。

そして「幸せの国」として知られるブータンは、日本の「人の幸せを願う」歌詞に近いニュアンスを持っていますね。

このように、日本やブータンのような「相手の幸せを祈る」というスタイルは、世界的に見ても非常に珍しく、静かですがとても深い強さを持ったものだということがわかります。

▼Xの統計アカウント「World of Statistics」が投稿した「世界の国歌ランキング」で『君が代』が1位になったことも話題になりましたね(選定基準は不明ですが)

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かつての「君が代」騒動

今でこそこうして感動の対象になる『君が代』ですが、かつて日本では複雑な評価をされていたことを覚えていますか?

2000年代、卒業式や入学式での『君が代』起立斉唱をめぐり、拒否した教職員が相次いで処分される騒動が全国で起こりました。

当時の日本国内では、「君」を「天皇」と限定的に捉え、「軍国主義の象徴だ」とアレルギー反応を示す層と、「日本の伝統として尊重すべき」という層で、激しく意見が対立していたのです。

当時の『君が代』は政治的な文脈で語られることが多かったため、「純粋な歌詞の意味」に目を向ける機会が少なかったのかもしれません。

まとめ

これまで、どこか「古くて難しい」という印象を持っていた『君が代』。

しかし、そのルーツが「大切な人の幸せを願う愛の歌」であったこと、そして世界の国歌と比べたときに、これほどまでに穏やかで優しい祈りに満ちた歌は他にないことを知りました。

「戦う」ことや「守る」ことを声高に叫ぶのではなく、ただ静かに「あなたの幸せが、永遠に続きますように」と歌う。

その静かな強さこそが、世界中の人が求めている「平和」の形なのかもしれませんね。

今回、『君が代』の本当の意味に触れたことで、次にこのメロディを聴くときは、今までよりも少し背筋を伸ばして、誇らしい気持ちで歌えそうな気がしています。

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