配偶者の呼び方どうする?自分や他人のパートナーの呼び方を考える

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2026年6月の男女共同参画週間(6/23-6/29)をきっかけに、ニュースで「配偶者の呼び方」に関する議論を目にしました。

女性の社会進出やジェンダー平等の意識が浸透するにつれて、これまで当たり前に使われていた言葉に違和感を覚える人が増えているためです。

例えば、自分のパートナーを「主人」「家内」と呼ぶことに対して、古い主従関係や男尊女卑のような役割分担を引きずっていると感じるケースや、他人のパートナーを「奥様」「旦那さん」と呼ぶのは失礼に当たらないかと悩む声が聞かれます。

結婚して20年近く経つ筆者自身、実は昔から夫のことを他人に言う際に「主人」と呼んだことは一度もありません。
「夫婦の間に主従関係なんてない」と結婚当初から感じていたからです。

しかし、他人の配偶者の話になると、つい「奥さん」という言葉を使ってしまい、「他に何か良い言い方はないのかな」とモヤモヤしていました。

この記事では、自分や他人の配偶者を呼ぶ際のマナーから、令和の時代に合わせた新しいパートナーの呼び方、シーン別の使い分けまでを詳しく解説します。

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目次

自分の配偶者の呼び方は?

公の場やビジネスシーンにおいて自分の配偶者を指す場合、最も公的でマナーにかなっているとされる基本の言葉は「夫」と「妻」です。

しかし、プライベートの友人関係や、もう少し硬い場など、シーンや相手との関係性によって適切な言葉遣いは変化します。

「配偶者の呼び方」について調べてみると、以下のようにたくさんのバリエーションが存在していました。

「夫」を指す言葉主なシーンとニュアンス妻を指す言葉主なシーンとニュアンス
ビジネスや公式書類の標準。
対等な関係を表す。
ビジネスや公式書類の標準。
対等な関係を表す。
主人フォーマルな場。
主従関係を連想する人が増加。
家内年配層との会話。
「家の中にいる人」の意味なので使う人は減少中。
旦那カジュアルな友人との会話。
ビジネスの場では使わない。
奥さん
奥様
身内の間で使うのは本来誤り。
日常会話で使う人は多い。
うちの人
相方
ニュートラルな日常会話。
関係性をぼかしたい時に便利。
本来は息子の妻。
「違和感がある」とネットで炎上したことも。
パパ
お父さん
子どもがいる家庭の日常会話。
公の場ではNG。
ママ
お母さん
子どもがいる家庭の日常会話。
公の場ではNG。
パートナー先進的なビジネスや日常。
公的にはまだ定着途上。
ハニー
ワイフ
かなりフランクな関係。
日本人にとってはジョーク混じりの会話など。

関東学院大学の中村桃子教授(言語学・ジェンダー専門)らの調査によると、2000年前後までは「主人」「家内」という呼び方が主流でしたが、2026年現在では「夫」「妻」を選択する人が最も多くなっています。

言葉の持つ「主従関係」や「家の中(奥)にいる」という意味合いを避け、対等な関係性を表明したいという社会的な変化が数字にも表れています。

他人の配偶者の呼び方に迷う!「ご主人」「奥様」は失礼?

自分自身のパートナーであれば「夫」「妻」で統一できますが、問題は「他人の配偶者をどう呼ぶか」です。

ビジネスや丁寧な会話において、相手の配偶者を高める表現としては、以下の言葉が使われてきました。

  • 相手の男性配偶者に対して:「ご主人」「旦那様」
  • 相手の女性配偶者に対して:「奥様」「奥さん」

しかし、現代のビジネスシーンやジェンダー問題に敏感な相手に対して「ご主人」「奥様」を使うと、良かれと思った丁寧な表現が、かえって相手にモヤモヤ感や不快感を与えてしまう可能性があります。

「主人」や「奥(家の中)」という言葉の本質が、相手のジェンダー観と衝突してしまうためです。

現在の言葉の過渡期において、相手に不快感を与えず、かつ丁寧な印象を残すための具体的な言い換えテクニックが注目されています。

1. 「お連れ合い」や「パートナー」と言い換える

最も安全でジェンダーに関してもニュートラルな言葉として、近年ビジネスシーンや公の場で使われ始めているのが「お連れ合い(おつれあい)」や「パートナー」です。

「◯◯さんのお連れ合い様」「◯◯さんのパートナーの方」と表現することで、主従関係や性別役割分担の意味を含まずに、敬意を表すことができます。

2. 名前を主軸にする

相手の家族と名前を知っている場合は、役割の言葉を使わずに「◯◯様」「◯◯さん」と本名で呼ぶのが最も確実で地雷を踏まない方法です。

3. 「夫さん」「妻さん」という新しい試み

一部の先進的なコミュニティやSNSでは、「夫さん(おっとさん)」「妻さん(つまさん)」という呼び方も提案されています。

ただし、2026年現在は一般的なビジネスマナーとしてはまだ広く普及しきっていないため、使う相手や文脈を選ぶ必要があります。

令和の配偶者の呼び方一覧!パートナーや新しい言葉の使い分け

言葉が一気に変化している過渡期だからこそ、そのときの状況や相手の年代、価値観に合わせて配偶者の呼び方を細かく使い分けるサバイバル術が求められます。

例えば、古いビジネスマナーや保守的な価値観を重視する目上の方に対して、急に「パートナー」という言葉を使うと、かえって「常識がない」と捉えられるリスクがあります。

逆に、ジェンダー平等への意識が高い若い世代に対して「ご主人」「奥様」を連発すると、心理的な距離を置かれてしまうことがあります。

現代の社会をスムーズに生き抜くための、シーン別のベストな使い分け基準をリストで整理しました。

  • 保守的な相手:
    • 自分の配偶者:「夫」「妻」
    • 他人の配偶者:「ご主人様」「奥様」
  • 先進的な考え方の人や若い世代:
    • 自分の配偶者:「夫」「妻」
    • 他人の配偶者:「お連れ合い様」「パートナーの方」
  • プライベート・友人同士:
    • 自分の配偶者:「旦那」「嫁」「夫」「妻」
    • 他人の配偶者:「◯◯さんの旦那さん」「◯◯さんの奥さん」「◯◯さん(名前)」
  • 義実家・親戚付き合い:
    • 自分の配偶者:「夫」「妻」または地域の慣習に合わせた言葉
    • 他人の配偶者:親族間での呼び方に倣う

大切なのは「どれか一つだけが絶対に正しい」と決めることではなく、相手がどのような価値観を持っているかを観察し、その場に適した配偶者の呼び方を自ら選択する柔軟性です。

まとめ

最後に、自分と他人の配偶者を指す場合の状況に応じた適切な呼び方の基準を総括します。

この記事の内容がサクッとわかるまとめとしてご活用ください。

対象シーン・相手の価値観最適な呼び方避けるべき・注意が必要な呼び方
自分の配偶者すべてのビジネス・公の場夫・妻主人、家内
(古風な印象を与える可能性あり)
親しい友人・カジュアル旦那、嫁、夫、妻特になし
(関係性に合わせて自由)
他人の配偶者保守的なビジネスシーンご主人様、奥様夫、妻
(丁寧さに欠ける印象になる)
先進的なビジネス・ジェンダー配慮お連れ合い様、パートナーの方ご主人、奥様
(主従関係のニュアンスを嫌う人に注意)
家族構成や名前がわかる場合◯◯さん(名前)、◯◯様役割の呼び方全般
(名前で呼ぶのが最も確実)

日本社会で使われる言葉は多様性に満ちたものへと常に変化しています。

配偶者の呼び方一つをとっても、そこには自分の家庭観や社会に対する考え方がにじみ出ます。

伝統的なマナーをベースにしつつも、相手の気持ちや時代の変化に寄り添った「新マナー」を柔軟に取り入れていくことで、誰に対しても不快感を与えない、スマートで洗練されたコミュニケーションを実現していきましょうね!

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